出戻り転職はあり?なし?実体験を交えた考察。
どうも。りゃんさんです。
今回のテーマは転職の中でも特殊な「出戻り転職」について考察してみたいと思います。
実は、私自身出戻り転職の経験者。
出戻り転職がありなのか、なしなのか。
経験者だからこそ言える経験談をお話できればと思います。
出戻り転職ってなに?
出戻り転職とは良く言うものの、出戻り転職ってなに?って思う方もいらっしゃるかと思います。
出戻り転職とは、以前辞めた会社に再度入社を果たす事です。
一度辞めてみたはいいものの、「やっぱりよかった」と思ったり、「戻ってこういう事がしたい」という希望を叶える事ができる転職。
大手企業ではパナソニックなど大手企業を中心に制度化されている企業様も多くなってきているそうです。
出戻り転職なんてありえない!それ本当?
以前まではタブー視されていた出戻り転職。
日本には依然として「滅私奉公」の文化が根強く残っている、もっとわかりやすく言うと「村社会」が根付いているためにどうしても一度退職した人間に対して「裏切者!」と思ってしまう方も多いと聞いております。
しかし本当に出戻り転職はタブーなのでしょうか?
一度退職した理由が例えば「両親の介護」だったり、「子育て」だったり、旦那様(奥様)の「転勤」に合わせて致し方なく、なんとなく「辛くてやめちゃった」等、様々な理由がありますよね。
そんな方々の再度働きたい!をサポートしてくれる制度なんかが整ってきております。
そんな私は「キャリアアップ」を目指して退職しました。
「キャリアアップを目指して転職したのにまた戻ってくるのかよ!」
「ありえない!」
なんて声が聞こえてきそうですが、一旦無視します。。笑
結果論ですが、私個人の見解としては、「出戻りも選択肢の一つとしてはよかったんじゃない?」と思っております。
出戻りしてよかった!その理由は?
僕個人としては、出戻り転職を積極的に狙って行う事に関しては疑問を感じます。
ただし、どうしても戻りたいという理由や意志があるのならば、それは良い転職になるのではないかと思っています。
その理由として、大きく3つの事を実際に経験し、実感した事からです。
①外の世界を知る事ができた
私の場合は、「より大手に」「より高い給料を」という想いだけで転職しました。
いわゆるキャリアアップを目指した転職です。
しかし、転職した先では本当に「公務員か!」って思うくらいに仕事を淡々とこなす日々で、やりがいなんてものは一切存在しませんでした。
それどころか、仕事を熱意をもってしようとすればするほど叩かれる。そんな会社員生活があと数十年も続くのか・・・と思ったら、それだけで吐き気がするほどの感情を胸に抱いておりました。
そんな経験をしたからこそ、以前の会社働いている方々が輝いて見え、再入社を決意しました。
以前の私はどこかツンツンしており、何よりも自分の能力を過信している状態でした。転職を実際に経験しなければ、以前のように誰に対しても言葉を選ばずにコミュニケーションをしてしまうような人間になった事でしょう。
そういった意味で、「外の世界を知ることができた」という事は自分の人生において非常に大きな経験となりました。
②転職してみて自分の市場価値や能力が足りない事を痛感できた。
上にも書いたように、私ははっきり言って自信過剰でした。
「俺がいなければ会社は回らないだろう!」
「俺はこんなに頑張って仕事しているのに、おっさん達はなにやってるんだ!」
「なんであいつの方が評価高いんだよ!俺の方ができるだろ!」
「会社は何もわかってない!俺のやり方が正しい!」
・・・もうね、本当にぶん殴ってやりたいです。自分を。北斗百裂拳でもくらわせてやりたい気分です。
本気で、自分に根拠の無い自信しかなく、勘違いをしておりました。
自分がいなくても、もちろん会社は回るし、頑張った所で大勢に影響を与える事もできない、仕事ができると思い込んで勝手に他人をディスる最低な人間。
そんな人間に自分がなってしまっていた事に気づくことができました。
今こんな事を考えている方がもしおりましたら、気づいてください!
要注意人物になってしまってますよ!!!
声を大にして言いたいです。勘違いしてんじゃねぇ!って。
③周囲の方々の理解をもらう事ができた。
私の場合、幸いな事に出戻り転職を打診した際に快い返答を頂く事ができました。
家族や友人なんかも「お前は前の会社の方が向いているんじゃない?」って言ってくれる方も多数いましたし、実際に出戻り転職をすると決めた時も、反対する人は全くいませんでした。(そもそも反対するような人には相談していなかったのもあるかもしれませんが。。。)
出戻り転職について、私自身は以前から肯定派でした。
仕事が問題なくできればいいんじゃない?って思ってました。
でも実際にいざ自分が出戻る!ってなると結構ビビるんですよね。
本当に出戻って大丈夫なのか。戻ったら○○さんに何て言われるかな。給料とかちゃんと上がっていくのかな。そんな不安が大きくなってきます。
出戻り転職は、決意してからが結構メンタル的にきつくなるのではないかと思います。
妄想している事がいざ現実になる、しかも自分の事ってなると怖くて当然です。
でも私の場合は、家族にも友人にも、会社にも背中を押してもらう形で出戻り転職を成功させました。
しかも色々と不安を抱えながらいざ戻ってみたら、みんな思っている以上に意外とすんなり受け入れてくれている事が分かりました。
もし、出戻り転職をしようかどうかで悩んでいる方がいたら、相談できる方に思い切って相談してみてください。色々とあなたに合ったアドバイスがもらえると思いますよ!
出戻り転職の流れってどんな感じ?
では、実際に出戻りをした時の流れを書かせて頂きます。
①出戻り転職したい旨を会社の人事に相談(知っている方に相談。)
②出戻りの意志確認を込めて会食。実質的な1次面接みたいなもの。
③取締役会で承認をもらう。
④取締役、人事含めて転職面談。
⑤内定
⑥入社
私の場合は本当に出戻りしたいのかどうか自分と格闘する日々が長かったので、人事に相談してから入社に至るまでには約半年以上かかりました。
でも、一度取締役会で承認をもらって、面談をしてからは本当にあっという間でした。
大体2カ月かからない位、スピーディな対応をしてもらい、本当に会社には感謝しております。
まとめ
色々と物議を醸し、今後もしかしたら「当たり前」になるかもしれない出戻り転職。
実際に経験してみた立場からの考察でした。
ちなみに日本ではまだまだ出戻り文化は根付いていませんが、海外では当たり前ですからね!
もし出戻りしようか悩んでいる方がいらっしゃったら、相談できる一番信頼できる人に話をしてみる事をおススメします。
もしひどい辞め方をしているようでしたら絶対におススメしませんし、何よりも会社側からNO!と言われる可能性も高いです。
出戻りしてよかったこと=人格形成に大きな影響を与えてくれた事=これからの人生に大きく役に立つ
私の場合は上が答えです。
もし、誰にも話せない!って事であれば、私に直接連絡くれても大丈夫ですよ!笑
とにかくあなたにとって客観的なアドバイスをもらうことを強くお勧めします。
それでは以上!りゃんさんの出戻り考察でした。