過去に戻りたい。それでも結局同じ選択をしたんじゃない?って話。
どうも、りゃんさんです。
今回のテーマは「過去に戻りたい」
誰しもが一度は考えた事があるであろう出来事です。
僕もつい最近まで、むしろ今も過去の選択を完全に誤った。
と毎日考えてしまっております。
今の状態がずっと続いてしまって、どうしても前を向けない。
そんな時にどうしたらいいのか、自分なりに考察してみたのでお話させて頂きたいと思います。
僕の場合は、はっきり言って転職が大失敗でした。
現在30代前半ですが、過去2回転職を経験しております。
一度目の転職に関しては、ほとんど迷いなく転職しました。
会社のやり方や業務量、給料や評価体系に不満を持っていた事もありますが、新しい業界にチャレンジしたい、という意欲がめちゃくちゃ高かったからです。
6年間お世話になった会社を辞め、新しい会社へ。
当然組織風土が違えば、仕事に対する考え方も違う。
当時の僕は勘違いしていたんですね。
前職の仕事のやり方を自分勝手に推し進めて、周りを勝手に巻き込んで仕事する。
でも、その会社ではそんな働き方は求められていない事を頭では理解していても、どこかで「自分が正しい」という考えがあったのでしょう。
周囲の人と仕事の進め方で衝突したり、逆に評価されることもあったり。
基本的には事なかれ主義の会社で、現状を一切変えたくないという会社でした。
そんな会社に辟易し、2年間という短い期間で再転職に踏み切りました。
多くの人に引き留められ、慰留され、それでも自分のやりたい事はこれだ!って信じた道に進みました。
結果、大失敗。
今が辛くてしょうがない。
今の会社では挑戦する事は正義とされているものの、転職する時に前職に留まるか、転職に踏み切るか、1週間以上本気で悩みまくりました。
一時はごはんが食べられなくなり、3キロ程体重が落ちるくらいにまで悩みました。
悩んで悩んで決断した結果、僕は転職をするという決断をしました。
今では、当時の決断を死ぬほど後悔しています。
給料も悪くなかったし、人間関係こそ最悪だったけど今振り返れば我慢できない程でもない。会社の安定性は抜群だったし、何よりも年功序列で賃金が上がっていくシステム。
当時は大企業の歯車になってしまっている自分と決別したいと思っての判断でしたが、今では猛烈に前職に戻りたいと考えてしまっている毎日です。
タイムマシーンがあったら、過去に戻って自分を殴ってでも止めたい。そう考えてしまっていました。
でもね、よくよく考えてみたら、当時の僕は当時の僕なりに一生懸命考えて決断した事。当時の僕の能力ではその決断しかできなかったんじゃないかって思ってます。
多分、内的要因が外的要因含めて、自分自身限界を感じてしまっていた。
会社にいらない人間なんじゃないかって毎日考えてたし、こんな仕事誰がやったって変わらないって思ってた。勤務地さえも自分で好きに選べない。
そんな状況を変えたくて、転職に踏み切った。
自分はその決断をひどく後悔し、うつ直前までいきました。
毎日電車で吐き気をこらえ、職場ではなんとか明るく振る舞うので精一杯。
家に帰れば家族との会話なんてしてる余裕も無くて完全に一人殻に閉じこもる毎日。
こんな状態が数カ月続きました。
今振り返れば、当時の選択は確かに愚者の選択だったかもしれない。
でも、タイムマシーンで同じメンタル状態で過去に戻ったところで、きっと同じ選択をしていたんじゃないかってすごく思うんですよ。
今だから、分かる。
でも当時は分からなかった。
それが真理なんじゃないかなって思ってます。
もし過去に戻れたとしても、僕はきっと同じ選択をしたと思う。
転職する会社こそ違えど、きっと転職したくてたまらない気持ちをずっと抱えたまま仕事をしていたんだと思う。
だから、過去に戻っても、結局今を生きる事に変わりはないし、今を精一杯生きる事でしか人生を充実させる事はできないのではないかと。
過去の決断は変えられない。
でも未来の決断を変える事ができるのは、後悔をして吐きそうになってる僕しかいないんです。
だから、この事実をまずは受け止める事からスタートしなければならない。
今の僕にならきっとそれができるように成長しているはず。
過去は変えられないから、全力で今を生きる。そして未来の自分を変えるためにもっと努力をしなければならない。
きっとそれが唯一過去の後悔を笑って話せるようになる方法なんだと思います。
だから皆さん、なんであの人と結婚したんだろう、とか、なんで今の会社に入ってしまったんだろうとか、色々と考えてしまう事もあるかもしれません。
でも、今と未来を生きるしかないのです。
過去に戻っても、当時のあなたはベストな選択をしました。
何も、間違っていません。
間違っていると脳が錯覚を起こしているだけです。
そんなありもしない過去の決断で、今こんなはずじゃなかったって思う人も、そんな世界線は存在しないのだと割り切るしかないのではないかと思います。
だって、選ばなかったんですから。
そこに道が無いのは当然です。
ありきたりですが、前を向いてしっかりと地に足をつけて生活していくことが、大事なんじゃないでしょうか。
for自分に向けて・・・