好きなおやつとお菓子メーカーの営業について(あるあるネタ)
今週のお題「好きなおやつ」
どうも、りゃんさんです。
今回のお題は「好きなおやつ」という事で、おやつの事について熱く語っていこうと思います。笑
実は僕自身、食にかなり近い職業に従事している身で御座いまして、実際にとあるお菓子メーカーの営業をやっていた経験もあります。
棚割プレゼンとかね、1円未満単位の商談だったりね・・・
お菓子業界ってなんか素敵!ってイメージしている方にはちょっとがっかりな内容かもしれません・・・。笑
聞く人が聞けばわかる「お菓子業界あるある」なんかを今回書かせてもらいたいと思います。
せっかくなので、実際に働いていた時に一日の動きなんかもお話していきたいと思います!お菓子業界で働きたい!って方は是非参考にしてみてください。
お菓子についての想い
僕自身、お菓子についてはかなりアツい想いを持っております。
それはなぜかって?実際に働くほどお菓子が大好きでだからです。
好きになった経緯ですが、僕は海外に4年間ほど滞在していた事があります。
記憶にもほとんど残っていないくらい幼い頃ですが、一応帰国子女っていうやつです。
滞在した国はドイツで、お菓子でいうとHARIBOなんかがすごく有名ですね。
現地に行くと、ありえないくらいまずい「タイヤみたいな味のグミ」なんかもあったりした事をすごく覚えています。
これ、ご興味ある方は調べてみてください。
クソほどまずいので、罰ゲームなんかでは良いかもしれません。
そんなお菓子に対して、特に日本のお菓子については深い想い入れがあります。
なぜなら、一番お菓子が食べたい時期に日本のお菓子をほとんど食べられなかったから。
特にうちの母親なんかは、食べたい日本のお菓子をわざわざヨーロッパの地にまで運んで貴重~に食べていたのを良く覚えています。
ヨーロッパでは当時日本食なんてほとんど現地で買えないような状況でしたから、尚更です。
日本のお菓子の加工技術。これは世界に誇れる文化なんじゃないかなーなんて心の中で勝手に思っております。
お菓子メーカーでの一日
「お菓子メーカーに勤務」と聞いて皆様はどのような印象を持たれるでしょうか。
「結構楽そう」だとか、
「仕事っていうより遊びみたい」だとか、
様々なイメージを持たれるのではないかと思います。
でも、実際働いてみると、イメージ結構変わりますよ!笑
もちろん、悪い意味で!笑
お菓子の営業とかっていったい何してるの?って思ったそこの方!
イメージと違う事を証明してやりたいと思います。
以下お菓子メーカー営業での一日
8時頃出社
8時頃~9時頃まで:メールの処理だったり旅費精算等雑務
9時頃~10時頃まで:お菓子の問屋さんに商談
該当の商品を「いつ」「どこで」「いくらで」「どのくらいの数量」を売り込むかの打ち合わせ。
なぜ朝早くに行くかって、当時の問屋の営業様は朝早い!だからそれに合わせて早めの時間に商談のアポイントを取らないといつまで経っても商談できないなんて事になるんですね。
11時頃~12時頃まで:近所のスーパーマーケットやドラッグストアの売場を確認
12時頃~:お昼休憩
13時頃~:得意先(スーパーマーケット等)に向けた見積書・提案書等作成
17時頃~:得意先と商談
19時頃~:見積書・提案書修正
20時頃帰宅
飲み会がある日はここから飲み会
大体このような感じの毎日になります。
かなり端折った部分もありますが、実はこの見積書作成とか提案書作成とか、結構めんどくさいんですよね~。
円単位どころか、未だに1銭単位での商談となることも多いです。
なにせ大量のお菓子の袋が動きますからね。1銭単位がバカにならない金額になったりします。
JANコードいちいち打つのもめんどくさいし・・・笑
その他業務内容について
その他にも、腐る程実は仕事あるんです。
例えば、お店の改装セールとかってあるかと思いますが、その改装に行くのは誰か。メーカーサイドも当然手伝ったりなんかもします。
また、スーパーに並んでいる美しいレイアウトの「エンド」。(定番棚の目立つ部分)
エンドなんかの陳列作業もお店の方に変わってメーカーが作ったりする事も多々あります。
あとは、普段何気なく見つめている「定番棚」。
あの棚なんかも、お客様の店内での動きを予測して手に取ってもらいやすいような棚を作り上げたり、売れ筋の商品を目線の高さに持っていく事で売上アップを狙うといったような、ミクロマーケティング的な事も提案したりします。結構棚割とかは科学されているんですよ!
あとは、販促費処理と言ってその商品をお店に並べてもらうために支払うお金の処理なんかもしたりします。
特売価格とかっていうのは、上記の販促費を使う事で実現したりしてます。
円単位の商売ですが、スーパーのバイヤーと問屋さんと、メーカーとで商談をして価格を決めて並んでいたりします。
おもしろいですよね!
優しいようなお菓子業界ですが、実際に働いてみると結構殺伐としたりするんですよ。
身近なものだから、嫌いになると辛い
僕たちの周りの身近なものなので、一度商品や会社を嫌いになったりすると、相当しんどいです。
例えば、会社内の人と折り合いがつかずに毎日の事務所が苦痛!
だとか、得意先の人が厳しすぎてこのスーパー嫌いになっちゃったよ・・・とか。
結構あるあるなんですよね。
そして、本当にどこ行っても自社の商品が並んでいるみたいな感じなので、大好きなうちは嬉しい気持ちでいっぱいですが、一度心から嫌いになると商品見るたびに思い出したりして結構きついです。。笑
僕も一度精神的に限界を迎えた時は、商品どころかスーパーの看板見るだけで嫌な気分になってました。笑
売上キツすぎて上司から詰められすぎて鬱病になってしまった人とか結構いますからね・・・
華やかなようで闇が深い職場の一つかもしれません。。
個人的に好きなお菓子について
さて、そんな僕が好きなお菓子についてお話していきたいと思います。
まずね、コスパ最高で美味しいお菓子NO.1はやっぱり
ですね。
味も、触感も、量も申し分無いレベルですね。しかも低価格。
そりゃPOS高いわっていつも思ってました。笑
そして、堂々の2位は
亀田製菓 亀田の柿の種
です。
何よりも、海外とかに行くと思いますが、しょうゆ味っていうのは日本の心ですから、やはり安心します。
3位は
ブルボン アルフォート
です。
ビスケットとチョコレートのバランスが絶妙ですよね。
同じような商品は沢山ありますけど、アルフォートだけは別格だと思っています。
以上、りゃんさんの好きなお菓子+αでした。笑
結構、お菓子メーカーの人も頑張って、お客様にお安く提供したり、美味しい物を届けようって努力しているんですよ!
一人でも多くの方に、この記事見て頂いて、お菓子についての考え方が少しでも変わればなって思いました。
日本のお菓子メーカーを皆様!応援してください!